広島平成連合会の下に一枚岩の体制にあった広島極道界は今、湾岸開発に伴う産業廃棄物処理場建設問題をめぐり、反対住民派・神石組と建設推進派・熊野組とが対立状態にあった。町長に就任した元熊野組組長の矢島は、強行に建設を推し進めている。その利権を狙う関西・岸田組の伊能は熊野組への協力を申し入れ、子飼いの風間を使って神石組長を暗殺した。神石から恩義を受けていた新宿・本郷組の本郷は、すぐに広島へ向かおうとするが、やはり広島湾岸開発に絡み、本郷を仇敵とする伊能の進出を恐れた関東木曜会の春田から、広島での行動を釘止めされる。しかしすでに伊能は熊野組組長の狩屋と盃を交わし、広島での基盤を固めていた。広島へ飛んだ本郷は、兄弟分でもある神石組若頭の室瀬と再会した折、早速熊野組の襲撃を受ける。神石組長の娘・優子は流血の抗争を阻止しようとしていたが、その願いも虚しくヒロキやリ... <p> <br /> </p>">"">